技術系展示会の前に知っておきたい「人工知能」関連の専門用語

2022.10.31

技術系の展示会では、専門用語が当たり前のように使われることも多々あります。これらがわからなければ、お客様からの質問や引き合いにうまく対応することができず、ビジネスチャンスを逃してしまうおそれがあります。そうならないためには、よく使う専門用語やそれに関する知識は押さえておきましょう。
たとえば、最近では「人工知能」や「AI」という言葉をよく見聞きしますが、いざこれを説明しなくてはならないとなると、自信がなくなるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
AIはArtificial(人工的な)Intelligence(知能)という単語の頭文字をとった言葉で、日本語ではそのまま「人工知能」となります。ここでは、人工知能(AI)とはどのようなものなのか分かりやすくおさらいしていきましょう。

人工知能(AI)とはどのようなものなのでしょうか。人間は、日常の生活や学習においていくつもの知識や経験を蓄積し、その後の生活の糧とします。これをコンピューターという道具にやらせ、コンピューターサイエンスという分野で進化したのがAIです。
大量のデータからパターンを認識するのはコンピューターの得意とするところです。その蓄積を基に、ビジネスや生活におけるさまざまな難易度のタスクをこなせるようにコンピューターをトレーニングします。それにより、あたかも人間が行うようにコンピューターが柔軟性を持ってタスクをこなすのです。
人工知能(AI)には特化型人工知能と汎用型人工知能の二つがあります。特化型人工知能とはある一つのことに特化した人工知能で、画像認識、自動運転技術などがこれにあたります。また汎用型人工知能は何でもできる人工知能のことです。

 

AI技術の画像認識とは?

近年、AI技術は目覚ましい発展を遂げ、その技術はスマホやスピーカーなど、あらゆる方面に利用され、どんどん私たちの身近な存在になっています。そのようなAI技術のひとつ、画像認識とは、どのようなものなのでしょうか。
画像認識とは、画像に何が映っているのかをコンピューターに認識させる技術です。人間の脳なら、画像を見ればどこに何が映っているのかを経験による記憶から推測できますが、コンピューターには経験から得た記憶がありません。画像認識ではその経験に代わるものとして、大量の画像をコンピューターに与えることで、対象となる物の特徴を自動的に学習させます。それにより、コンピューターは大量の画像データからその物の特徴を理解し、与えられた画像の中に同じ特徴を持った物かあればそれが何かを推測できるようになります。

 

AI技術の音声認識とは?

AIはすでに私たちの生活の中で役立つ存在となっています。そのAIの技術の一つに音声認識というものがあります。AIの音声認識とはどういうものか、また実際にはどのような場面で利用されているのかなどを、ご紹介していきましょう。
音声認識とは、人間の音声をコンピューターが認識し、色々なサービスの補助に役立てるという技術です。既にご存知のもの、利用したことがあるものとしては、カーナビやテレビの音声入力に始まるさまざまな音声アシスタントサービスなどがこれにあたります。
今後ますます増えていくと考えられる具体的な音声アシスタントサービスの例もあげてみましょう。たとえば、話している内容を自動的に文字に起こす「書き起こしサービス」、AIコンシェルジュのような「自動応答サービス」、外国語を翻訳しコミュニケーションを円滑にする「翻訳サービス」、ドアの前で声を出すと声の主を聞き分け開錠する「開錠サービス」、人の声から感情を分析する「感情分析サービス」などがあります。
このように、AIの音声認識は私たちの生活の中で役立っています。

 

ビッグデータとは?

地球上に保存されているデータの量は想像もつかないほど莫大なものです。そして今もなお増え続けています。これらの情報はビジネスにとって無限の可能性を広げるに違いありません。さて、このような巨大なデータの集合体を「ビッグデータ」と呼びます。新たなキーワードとしてビックデータは2011年ごろから注目され始めました。
ビジネスにおいて最も重要な点は、データの情報量ではなく、このデータを用いてどのようなことを行うかということです。ビックデータの活用法としては、情報の収集、取捨選択、保管、検索、共有、転送や可視化など多岐にわたります。これらの活用法の中でビッグデータの傾向を掴み、ビジネスに活用していくことが期待されます。例えば、疾病予防や犯罪抑止、リアルタイムでの道路交通状況判断等にいかされます。ビックデータを分析することで優れた意思決定やビジネス戦略を導き出すことができるのです。

まとめ 〜AIとその活用方法を知っておこう〜

写真

AIは、年々身近なものになってきていますが、一方で、いざAIとは何なのか、どのようにあなたの生活やビジネスにおいて活用されているのか、これから活用できるのかを知っておくことは大切です。
AIとはArtificial(人工的な)Intelligence(知能)という単語の頭文字をとった言葉で、日本語では人口知能と呼ばれています。AIは、画像認識や音声認識などで、既にあなたの生活の中で活用されているものです。AIを取り入れた商品やサービスはますます増えていくことでしょう。また、ビジネスにおいては、AIによってビッグデータの傾向を読み取ることで、疾病予防や犯罪抑止などに貢献することもできますし、ビジネス戦略を得ることもできます。このように、AIを活用することでさらなるビジネスチャンスを期待することができるのです。

イベントコンパニオン派遣の問い合わせ