「モデル」に必要なスキルとは

2022.10.31

「モデル」に必要なスキル

イベントコンパニオンの仕事をする人の中には、「モデル」の業務を行う人もいます。
では、モデルとして働くために必要なことはなんでしょうか。
どのようなスキルを身につけると、モデルとして働きやすいのでしょうか。
コンパニオンとして働く時も参考になる、「モデル」に必要なスキルなどをご紹介します。

 

「モデルさんのようにスリムにならなくては」
そう思って、ただただ食事を減らすダイエットを始めてしまう方は少なくありません。
けれども、それは賢い方法とはいえません。
実際のモデルはどのように体型維持に努めているのでしょうか。

日々タイトなスケジュールで撮影をこなし、時にはテレビ出演などの仕事に臨まなければならないモデルたちにとって、体型の維持は極めて重要なテーマです。
しかしあまり痩せすぎても不健康な外見となってしまいますし、撮影に耐えるだけのエネルギーも必要です。
そのため彼女たちは、厳格な自己コントロールのもと、体型の維持につとめています。

その方法は各人ごとに違いはありますが、基本となるのは、炭水化物や糖質の摂取を抑えたカロリーコントロールと、さらに無駄な脂肪を削ぎ落とし、体力をつけるためのトレーニングです。
ただ、減量してサイズを落とすことを目的としたボクサーのように水分制限をすることはあまりなく、むしろ、腸内環境や新陳代謝の改善のために水分は多めにとり、手脚のサイズを保つ意味でも体幹を中心に鍛えていくのがポイントのようです。

 

「歩き方」について

イベントコンパニオンはただ立っているだけでなく、ブース前などで歩くことも必要になります。
その場合、どこから見ても綺麗な歩き方になるよう心掛けて歩かなければなりません。
「モデル」業務の場合、なおさら綺麗な歩き方が求められます。

モデルウォーキングと呼ばれる歩き方のポイントをまとめてみましょう。

歩く場合、まずは姿勢が重要です。視線を真正面に据え、顎を引き背筋をピンと伸ばします。
力まずに自然に腕を振り、自信を持って歩くようにします。

歩き方は、腰を中心に重心を前へ送り出す感じで上体を動かし、地面に着いた脚の膝を曲げないことが大切です。
脚を出す時は両膝の内側が擦れるぐらいに交差し、かかとに体重をかけないように歩きます。
地面に着いた脚で体重が支えられますが、背筋や膝を伸ばし腰に重心を置く感じで歩きます。
地面に着いた足のつま先は進行方向を向くか、あるいは少し外側を向くようにします。
また歩幅に関しては大きくすることがポイントです。
大きくすることで脚が長く見え、躍動感が演出できます。

 

「立ち方」について

イベントコンパニオンはたいていの場合、立って販促の活動を行います。
では一体どのように立てば、周囲からきれいに見られるのでしょうか?
モデルの立ち方を参考に、きれいに見える立ち方のポイントを探ってみましょう。

まず、カメラで撮影するというシチュエーションを考えると、脚を正面に対し、少し斜めを向いて立つのがポイントです。
例えば、左足をまっすぐカメラの方向に向けます。
右足を少し後ろに引き、V字になるように45°に開きます。
そして右足に重心を置き、前へ進む場合は左足をスッと出します。
足だけでなく体全体も同じく斜め45°を向けます。
少し斜めを向いて腰をひねることでウェストが細く、そしてバストが豊かに見えます。
左足を軽く前に出すことで脚は細く長く見えます。
目線はカメラに対して同じ高さか、あるいは少し上に持っていき、顎は上げないようにします。
表情は少し口を開けるなど、笑顔を作ることも大事です。

 

「身長」について

高身長の美しい人がスッと佇む姿は、思わず足を止めてしまうものです。
イベントコンパニオンに求められることのひとつに、そのような人を惹きつける立ち姿があることも確かです。

ファッションモデルと言われている人の平均身長は165~170cmといわれています。
しかしながら、最近のモデルには、150cm台の方も増えてきましたので、身長が足りないから……とあきらめないでください。
小顔で、スリムな体型だと実際の身長よりも高く見えることもあります。

むしろ、モデルさんは身長だけではなく、スタイルの維持や肌のキレイさ、パーツの美しさなど”自分の武器”を持っていて、個性を伸ばしていく努力を怠らず、”自分磨き”をしています。
まずは、自分の個性を探して良いところをアピールできるようにしましょう。

 

「写真写り」のコツ

最近では動画の撮影も増えてきましたが、モデルの仕事として第一に重要なのは、やはり「写真に撮られること」です。
これは老若男女不変であり、つまり、写真写りが良いかどうかによって、モデルとしての実力が違ってくるとも言えるのです。

では、どう撮られるかですが、具体的には、「笑顔」を撮られる場合は、口角だけではなく顔の筋肉全体を使ってより説得力のある笑顔を作り、さらには真正面からではなく顔を少し傾ける形にすることにより、ネックである顎の尖りを和らげることができます。
また、エネルギーの強い撮影用のライトを集中して浴びるのではなく顔全体に散らしてもらうことや、背筋をピシッと伸ばしたモデル流の立ち方を実践することにより、さらに表情を印象付けることもできます。

 

まとめ

モデルであるということは、より一層自分の美しさや魅力を維持し、アピールできる必要があります。
そのためには、食事に気を付ける、トレーニングを積み重ねたりして理想的な体型を維持する、といったことが必要になります。
ただ食事を抜いていては、お肌にトラブルが出たり、バストサイズが減ったりしてしまうので注意が必要です。

それから、モデルの立ち方や歩き方、写真の撮られ方もマスターしましょう。
より美しく魅力的に見せる立ち方、歩き方、写真の撮られ方は、一朝一夕で身につくものではありませんので、日々練習してみましょう。
身長が低いからといってモデルをあきらめることはありません。それよりも、自分の魅力を最大限にアピールできる振る舞いを身につけましょう。

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