イベントコンパニオンはモーターショーに必要?仕事内容や応募方法も詳しく解説!

2022.12.01

モーターショーは、自動車に興味のある人はもちろんのこと興味がない人でも楽しめるような工夫が凝らされたイベントショーです。

自動車に関する最新技術・デザインなどが各社から発表され、とても活気のあるイベントの1つです。

 

そんな大規模イベントであるモーターショーで欠かせないのがイベントコンパニオンの存在。

イベントコンパニオンは、モーターショーを華やかに盛り上げてくれる存在としてとても有名です。

一見するとモーターショーに関係ないと思うかもしれませんが、実はイベントコンパニオンは、イベントを盛り上げるだけでなく企業のイメージアップ・販売促進にもつながる大きな役割を担っています。

 

そこで今回は、イベントコンパニオンがモーターショーに必要不可欠な存在である理由や、仕事内容などイベントコンパニオンを目指す人向けの情報をご紹介します。

目次

イベントコンパニオンはモーターショーに必要!

SNSやネットのコミュニティサイトなどで、「イベントコンパニオンはモーターショーに必要ない・いらない」といった意見も散見されました。

「自動車・バイクを見たくて来ているのに、女性がいるのは不自然ではないか?」と感じる人も中にはいるようです。

しかしそもそも、コンパニオンという存在は企業が紹介する商品やサービスに直接変化をもたらす役割ではありません。

イベントコンパニオンは、場の雰囲気を華やかに盛り上げるために必要なのです。

 

多くの来場者に写真や動画などで撮影される機会も増えるため、人によってはスカウトなどでモデルや芸能人への道も少数ではありますがチャンスとしてあります。

「時代にあっていない」といわれる点もありますが、場の雰囲気を盛り上げるのは社員やスタッフではできない、イベントコンパニオンだからこそできるという面もあるでしょう。

イベントコンパニオンのモーターショーでの仕事内容

モーターショーにおけるイベントコンパニオンの主な仕事は「商品の宣伝」と「名刺回収・サンプリング配布」の2つです。

ここでは詳しく紹介していきます。

商品の宣伝

モーターショーでの商品宣伝は、ほかのイベントとは異なり来場者に積極的に声掛けをすることはあまりありません。

自動車のデザインや会社のイメージをかたどったコスチュームを身に着けて、自動車の近くでポージングをして「見せる宣伝」を主に行っています。

多くの参加者が写真や動画を撮影するため、常に笑顔でポージングをして応えます。

企業へはもちろんのこと、個人に対してもサービスをしていくのが、モーターショーにおけるイベントコンパニオンでの腕の見せ所です。

名刺回収・サンプリングの配布

モーターショーでは企業の人も多く訪れるイベントとなってます。そのため、企業向けのPRもとても重要です。

ブースでPR用の限定商品を配布することも、モーターショーコンパニオンの仕事です。

サンプリングを渡すだけではなく、企業の人であれば名刺と交換をするようにお願いをします。

イベントコンパニオンがお願いをすることで、企業も名刺を渡しやすくなる効果も狙ってのことです。

モーターショーでイベントコンパニオンが仕事する上での注意点

笑顔で愛想を振りまいてくれるモーターショーのイベントコンパニオンですが、実は仕事内容は過酷なことも多いです。

ここでは、モーターショーのイベントコンパニオンの仕事で大変な点について紹介します。

天候・気温によっては過酷

モーターショーは基本的に屋内での仕事になりますが、中には屋外で仕事をすることもあります。

夏の場合は気温や強い日差しの中、冬の場合はとても寒い環境の中で、決められたコスチュームを着て立っていなければなりません。

常に笑顔でポージングをしなければならないので、とても大変な環境で仕事をすることになります。

 

屋内だったとしても、空調のあたり加減や照明の強さによっては暑い・寒いこともあるでしょう。

体力や体調管理に気を配り、休憩中には体を温める・クールダウンさせるといった工夫が必要です。

露出の高い衣装を着ることがある

モーターショーのイベントコンパニオンは、クライアント企業や自動車をイメージしたコスチュームを着てPRをします。

最近では控えめになったとはいえ、露出が高い衣装を着る機会が多い仕事でもあります。

 

モーターショーでは来場者に印象を残すことがイベントコンパニオンに求められる仕事です。

腹部・脚を露出した衣装は基本的にあると思っていいです。

イベントコンパニオンのオーディションでは、水着を着て面接をするところが多いので、普段から露出の高い衣装を着て人前に立つことに慣れている人でないとなかなか務まりません。

高いヒールを履くことが多い

露出の高い衣装のほかに、イベントコンパニオンは普段の生活ではなかなか履くことのない高いヒールを履く機会が多いです。

普段から履きなれていない人の場合、水膨れやマメ・靴擦れなどができてしまうことも少なくありません。

事務所によってはハイヒールでの歩き方、マメや靴擦れができにくいポイントなどもレクチャーしてくれるところもあるようです。

とはいえ、普段から自分でも履いて慣れておく練習をしておくことは必須です

写真・動画撮影で無茶ぶりをされることも

モーターショーに訪れる参加者の多くはカメラを持っています。モーターショーに限らず、イベントコンパニオンが活躍する場所は、カメラ撮影をする人も多く訪れるので、ポージングを希望されることもしばしば。

 

中には、撮影者から無理難題なポージングを要望されることもあります。

事務所によっては、無茶ぶりをする撮影者への対処法をレクチャーしてくれるところもあるようですが、イベントコンパニオンの仕事はイレギュラーなことがよくおこることを覚えておきましょう。

イベントコンパニオンに応募する方法と注意点

モーターショーのイベントコンパニオンとして応募するには、色々方法がありますが、一般的には「求人雑誌」や「事務所」に応募・登録をすることが多いです。

ここでは応募方法ごとに解説していきます。

イベントコンパニオン派遣会社

派遣会社は日本国内に数多くありますが、中でもイベントコンパニオンに特化した会社に登録をして、イベントコンパニオンの案件に応募するという方法もあります。

派遣会社に登録をしてから、オーディションのような面接を行う事務所もあります。

なお派遣会社で扱っている案件はモーターショー以外にもたくさんあるので、もしオーディションに受からなくても別の仕事を紹介されることも多いです。

 

たとえば規模の小さいイベントやMCといったものです。

モーターショーの案件を得たい場合には、派遣会社に登録する前にモーターショーコンパニオンの案件も扱っているかを確認しましょう。

悪質な派遣会社の中には「釣り案件」と呼ばれるもので登録者を増やそうとする業者もあります。

釣り案件とは、実際には来ていない案件を求人に出すことで登録をしてもらうようにする方法です。

釣り案件を求人に出さない派遣会社かどうか見極めは難しいですが、イベントコンパニオンの案件に特化しているところを中心に探すといいでしょう。

企業オーディション

企業が出しているオーディションに応募するといった方法もあります。この方法は自分が希望するブランドや企業を選んでエントリーできるので、採用された後に「こんなはずじゃなかった」という事態が防げます。

ただし芸能事務所などに所属をせずに応募することは、事務所に所属をするよりも案件獲得が難しいです。

数多くオーディションに応募しても書類審査の段階だけで落ちてしまうことも少なくありません。

さらに落ちてしまった後のことで不安になって、イベントコンパニオンへの道を途中であきらめてしまうケースもあります。

イベントコンパニオンがモーターショーで求められるもの

自動車好きな人

これはまさにモーターショーならではといった側面ですが、モーターショーは、大変規模の大きなイベントなので、企業・個人問わず車好きの人も多く来場します。

もちろん必ずしも自動車が大好きでないとイベントコンパニオンは務まらないとは言いませんが、自動車に関しての知識が乏しいとお客さんとの会話が弾まないというデメリットも。

 

自動車があまり好きではない・興味がないといった場合でも、車種や会社について事前に勉強するといった努力をすることをおすすめします。

臨機応変な対応

モーターショーで活躍するイベントコンパニオンは、モーターショーにおけるいわば「」といわれています。

自動車と同様にとても華やかで目立つ存在です。ブランドイメージに合わせて、愛想よく笑顔でポージングするブース、クールなポージングで魅了するブースもあります。

そのため、ーターショーでのイベントコンパニオンは、そのブランドや雰囲気などに合わせて、臨機応変に対応できるスキルが求められます。

容姿・スタイルが良い

当然のこととなってしまいますが、モーターショーのイベントコンパニオンに求められるものに、容姿・スタイルの良さが入ります。

ある一定以上の外見の良さがないと、イベントコンパニオンとして活躍することは難しいでしょう。

 

なぜならイベントコンパニオンの存在自体が商品や会社のイメージに直結する面が大きいからです。

スタイルの維持、流行のヘアスタイルやメイクの研究もさることながら、会社やイベントに合わせて適切な装いができることも重要なポイントになるでしょう。

この後紹介する「自己管理能力」と通じている部分もあります。

自己管理能力

イベントコンパニオンの仕事は一見すると華やかに見えますが、体力が求められる仕事でもあります。

イベントの開始時間から閉会時間まで、休憩時間を除いてほぼ立ち仕事であるほか、来客への対応などで常に忙しいです。

イベントによっては屋外での仕事も多いです。夏の暑いときや冬の寒い時期でも、設定されているコスチュームを身に着けることが求められます。

 

さらに高いヒールを履いてのお仕事となるので、想像を超える重労働といえるでしょう。

また、コンスタントに仕事を受けるためにも普段の体調管理や体型維持のために、自分にストイックでなければなりません。

体型・体調管理など、仕事をしている以外でも自分に厳しく管理できることがイベントコンパニオンには求められます。

イベントコンパニオンがモーターショーの経験で期待できるもの

芸能界・モデル業界への進出の可能性

モーターショーには、企業側の方も多く来場するイベントです。中にはモデル事務所・芸能事務所の関係者もいます。

中には、スカウトを受けて芸能界・モデル業界に進出したというケースもあります。

ですが、このケースは稀なケースなので期待しすぎないようにしましょう。

人脈・交友関係が広がる

イベント会場には、普通のアルバイトではまず出会えない芸能人やメディア関係の方、企業の役員や重役など立場がある方が来場します。

そこで得た人脈によって結婚に繋がったり、イベントコンパニオンから引退後の就職先を紹介してもらったりすることも珍しくありません。

社会的に地位のある人とのコネクションを作るまたとない機会になるでしょう。

 

また同じイベントコンパニオンの仕事をしている人は10代後半や20代・30代の若い女性がメインです。

そのため、同世代の友達はできることも少なくありません。コンパニオン同士、協力しながら業務をすることが多いので、仲良くなりやすく絆も深まりやすいのです。

メディア露出の機会

モーターショーは企業イベントの中でも特に大規模なことが多いため、テレビや雑誌・新聞社といったメディア関係の人も多く訪れます。

そこで写真・動画を撮られることや、取材を受けることでメディア露出の機会が増えます。

メディアに取り上げられることで、ネット上などで人気が出て次の仕事・継続的な仕事に結び付くこともあります。

ビジネスマナーや自動車に関する知識の向上

モーターショーは自動車が好きな個人や、自動車メーカーの人が多いため、当然ですが自動車やメーカーに関する知識を身に着ける必要があります。

車種やブランドの特徴など覚えることは色々あります。自動車に関して普段関心がない人は、勉強する良いチャンスにもなります。

それだけでなく、振る舞いや名刺の受け取り方といった社会人としてのビジネスマナーが身につくのもメリットといえます。

もし就職活動をする予定がある人であれば、相手に好印象を持ってもらえるふるまい方が身につくのでおすすめです。

イベントコンパニオン求人でよくある応募内容・待遇面

給与相場

イベントコンパニオンの給与相場は、料金相場は1日あたり25,000円~となっており、時給制ではなく日給制であることが多いです。なお時給の場合は1,200円~程度です。

モーターショーは1日がかりの仕事で数日にわたって開催されるため、基本的には日給制となっています。

時給換算すると、一般的なアルバイトよりも高額な傾向にあります。

 

月収・年収

モーターショーのイベントコンパニオンの仕事は基本的に「日給制」であるため、入ってくる案件の数によって月収は大きく違ってきます。

しかし、イベントコンパニオンの中でも高給傾向なので、月収20~30万円以上という人もいます。

イベントが多く開催される時期やその人の人気度・稼働状態にもよりますが、年収に換算すると150~200万円が相場といわれています。

もちろん頑張り次第で、上限が全くないお仕事なので人気のイベントコンパニオンの場合はさらに稼ぐことも可能です。

勤務時間・休日・残業の有無

勤務時間や休日をいつにするかといったものは、基本的には自分で決められます。

例えば、土日だけといった働き方も可能です。そのため、大学生が学校帰りに仕事をする、休みの土日だけ稼働することもできます。

時給制かつ短時間で終わる仕事の場合は、すきま時間に入れることも十分可能です。

 

しかし、人気が出てくるとひっきりなしに仕事の依頼がくるので、企業側と予定をすり合わせることにも。

その場合には、自由に予定が組めるとはいいきれません。

料金相場は1日あたり25,000円~となっており、時給制ではなく日給制であることが多いです。

なお「残業」は基本的にありません。

 

拘束時間の平均

イベントの規模や契約内容にもよっても様々ですが、モーターショーの場合は1日8時間程度は拘束されると思っていいでしょう。

時間帯も10~18時くらいで、平日昼間での仕事が多いのが特徴です。ただしモーターショーの場合は3~4日開催されることが多く、最終日は日曜日ということも多いです。

特に「東京モーターショー」は10~12日間開催される超大型イベントなので、大きく稼ぐチャンスでもあります。

 

また、基本的に全日出勤が前提で契約となるので、ダブルブッキングなど予定調整でミスをしないようしましょう。

モーターショー以外の小規模イベントや単発イベントの場合は、3~5時間程度の拘束時間が多いです。

学校終わりの大学生や、副業としてイベントコンパニオンをしている人におすすめです。

福利厚生

基本的に単発の仕事なので福利厚生と呼べるものは「交通費」くらいではないでしょうか。

募集内容には以下のようなことがよく書かれています。

 

  • 短期・長期可能
  • 土日のみ勤務OK
  • Wワーク可能

勤務場所

イベントコンパニオンの勤務地は、イベントホールのほかにホテルや飲食店・パチンコ店などイベント会場となる場所が勤務場所になります。

そのため、所属会社に立ち寄ることはほとんどないです。

必要な資格・スキルはある?

イベントコンパニオンにとって必要な資格やスキルはありません。そのため、先に紹介した条件に当てはまる人であれば誰でも応募可能です。

色々なジャンルの仕事があるので、仕事をしていく上で実績や経験を積んでいけます。

モーターショーのイベントコンパニオンに向いている人

人前に出ることが好き・気にならない

モーターショーで活躍するイベントコンパニオンは、多くの人に見られることも仕事の1つです。

そのため、人前に出ることが好きな人にとっては、商品やサービス、そして会社のPRを積極的にアピールしやすいでしょう。

なお人気の高いイベントコンパニオンは、ステージに上がってトークショーやMCを務めることもあります。

最初のうちは緊張しますが、回数を重ねていくごとに徐々に慣れていくでしょう。

コミュニケーション能力が高い

色々な仕事でコミュニケーション能力を求められますが、イベントコンパニオンは特にコミュニケーション能力の高さが求められます。

そのため、人と話すことが好き・コミュニケーション能力が高いかどうかも重要なポイントです。

イベントコンパニオンの主な仕事は、イベントなどでブースに訪れたお客様の対応をすることです。年齢や立場・男女に関係なくどんな人に対しても好印象を持ってもらう・気持ちよいコミュニケーションがとれることが必須です。

ストイックなセルフマネジメントができる

イベントコンパニオンは、体が資本の仕事です。長時間の立ち仕事なので、体力に自信がない人では務まりません。

また体力に自信がある人であっても、日ごろから自分の体調を管理する能力が求められるでしょう。

基本的にイベントコンパニオンの仕事は代わりが効かないものです。

イベントの仕事を勝ち取るために、ライバルの多いオーディションを勝ち抜いた選ばれた人しか活躍できません。

 

そのため、当日キャンセルは「ご法度」となります。普段から体調管理には気を付けて、万全の体調で臨めることがイベントコンパニオンとして重要になります。

売れっ子のコンパニオンにもなると、ファンができることもあり、その人を見るために予定を空けて会いに来てくれることも。

もし当日に、お目当ての人に会えなかったときファンはとてもがっかりしてしまいます。

自己アピールを積極的にできる

モーターショーでは、展示されている自動車をよりよく見せるために、イベントコンパニオンの存在があります。

しかしそれだけでなく、自分のこともより魅力的にアピールする必要があります。

 

そのため、イベントコンパニオンは容姿端麗・美意識が高い人が集まっています。

モーターショーはイベントコンパニオンの仕事の中でも花形といわれるため、オーディションを通過するのはごく限られた人だけです。

普段から自分をよりよく見せるアピールの仕方を研究できる人にはおすすめです。

一定以上の容姿・スタイルがいい

先ほども紹介しましたが、イベントコンパニオンは目立つ存在なので、一定以上の容姿を持っている人におすすめの仕事です。

ただし、容姿・スタイルだけが優れているからといって必ずオーディションを通過するわけでもないのがイベントコンパニオンの難しいところ。

 

容姿・スタイルは抜きんでてすばらしいというわけではなくても、英語が堪能・3か国語以上話せるといったスキルが採用に影響を与えることも。

話すことに特化したイベントコンパニオンは、特にモーターショーで重宝される人材でもあります。

イベントコンパニオンが向いていない人とは?

人前に出ることが苦手

イベントコンパニオンは、例えば、人前に出ることが苦手・緊張してしまうという人にはあまりおすすめできません。

仕事内容によっても多少異なりますが、基本的には人前に立つことが前提となるので、苦手な人にとっては苦痛になってしまうでしょう。

コミュニケーションに自信がない

イベントコンパニオンは高いコミュニケーション能力が求められます。イベントに来た人やクライアント企業の人など、年齢や男女関係なく、だれとでもスムーズ・好印象を持ってもらえるスキルが必要です。

また同じブースで働くスタッフや、クライアント企業の社員さん、ほかのイベントコンパニオンともうまく人間関係が築けないと仕事がしにくいです。

人間関係がうまく構築できない・初対面の人でも問題なく仕事ができるという人でないと、仕事自体がうまくいかなくなることも。

イベントコンパニオンの仕事を受けるまでの流れ

事務所・派遣会社に所属する

モーターショーのイベントコンパニオン案件を受けるには、事務所か派遣会社に登録・所属をするのが近道です。

所属する組織によって得られる仕事の内容が異なるので、モーターショーなどの大規模な案件を扱っているところを選びましょう。

書類選考・オーディションを受ける

大抵の場合、イベントコンパニオンの仕事では書類選考やオーディションが行われます。

その後、合格者のみにオリエンテーションが行われたり、詳しい仕事内容の資料が渡されたりします。場合によっては事前にリハーサルが行われることもあります。

 

イベント開催日までに自分のすべき仕事内容をしっかりと把握しておき、当日は会場の控室で着替え・準備を済ませてから仕事が始まります。

そのため、時間厳守はもちろんですがスムーズに仕事が始められるように準備しておくことも大切です。

モーターショーのイベントコンパニオンの求人を探す際のコツ

交通費の支給について

イベントコンパニオンの仕事場所は全国各地にあります。特に派遣会社やコンパニオン事務所が受ける案件は、自宅近くではないことが多いです。

そのため、求人を探す際には交通費の支給に関して記載があるか必ず確認しましょう

もし記載がない場合には実際に会社に連絡をしてチェックするとミスマッチが起きにくいです。

一部だけの支給や交通費込みの給料となっているケースもあるからです。

宿泊費の支給について

交通費と似ている部分ですが、仕事場所が遠方かつ数日間に及ぶ場合は、宿泊が必要になります。

こちらも、宿泊費についての記載があるか必ず確認しましょう。

過去の発注実績

求人を出している会社が、過去にどんなコンパニオンの仕事を発注しているかも要チェックです。

会社のホームページには、仕事風景などを掲載しているところもあるのでイメージしやすいです。

自分の目標や希望にあった仕事の実績があるか確認しておくことで、ミスマッチを回避することにつながります。

給与体系

イベントコンパニオンの仕事は、時給制・日給制どちらもあります。特にモーターショーの場合は開会から閉会まで1日仕事であることが多いです。

そのため、モーターショーの場合は日給で支払われることが一般的です。

日給制の場合、拘束時間のわりに支給額が少ないという会社も少なくないので、給与体系は必ずチェックしてください。

さらに会社によっては、イベント参加時の前に研修や就業サポートといったものを用意している場合も。

研修などの参加にも給与が支払われるかは事前に確認しましょう。

イベントコンパニオンの経験・スキルが活かせる仕事は?

イベントコンパニオンは20代・30代の年齢層に多い仕事です。30代も中盤くらいからは、徐々に仕事が減る傾向にあるため引退を考慮する時期といわれています。

イベントコンパニオンの実績やスキルを使ってキャリアアップすることが成功の第一歩といえるでしょう。

ここでは、モーターショーで活躍したイベントコンパニオンの、そのスキルや経験を生かした仕事にはどんなものがあるか紹介していきます。

人材派遣会社勤務

イベントコンパニオンは、モデル事務所やイベントコンパニオン事務所のほかに、人材派遣会社にも所属することがあります。

イベントコンパニオンとして活躍した経験や実績は、実際にコンパニオンとして働く人側に立って考えられるので、未経験者よりも有利な点もあります。

なお人材派遣会社は、キャンペーンスタッフのように様々なジャンルの仕事の依頼も来ます。

クライアント・案件に応じて適切な人員の采配なども腕の見せ所ではないでしょうか。

ナレーターコンパニオン

イベントコンパニオンを引退したあとは、ナレーターとして活躍するコンパニオンも非常に多いです。

ナレーターコンパニオンは、ステージの上でマイクを使って商品やステージ、企業のPRを行うことがメインとなります。

基本的にイベントコンパニオンよりも給料が高い傾向にあるため、イベントコンパニオンの中では人気の転職先の1つです。

イベントコンパニオン関係の仕事でキャリアアップしたい人にもおすすめです。

モーターショー以外のイベントコンパニオンの仕事

モーターショーのイベントコンパニオンはかなりハードルの高い種類の仕事です。花形といわれる仕事で、目指しているイベントコンパニオンは数多くいます。

特にモーターショーの審査はとても厳しく、書類選考の段階でかなりの人が落とされ、人数が絞られます。

1回応募したからといって必ず通過できるわけではないので、イベントコンパニオンを目指す人は、モーターショー以外の仕事もこなしつつというケースが多いです。

レースクイーン

モーターショーと同じくらいに人気が高く狭き門といわれるのが、レースクイーンです。自動車競技・オートバイレースなどのモータースポーツでイベントコンパニオンとして活躍する仕事です。

各チームを応援し、盛り上げるのが主な仕事になります。そのため、チームの宣伝や取材の対応・モデル活動などを行います。

レース中はサーキットに立ってチームの応援をする・ドライバーのために傘をもって立つ・ファン向けの撮影会・ステージショーなど幅広い仕事内容があります。

 

大体各チームごとに2名程度と人数が少なく、モデルのような容姿・スタイルが求められるので、レベルも高いです。

また、イベントコンパニオンの仕事の中では露出度の高い衣装を着ることが多いです。

パチンコ店のイベント

パチンコ店では、新台イベントなど週末を中心にイベントを開催することが多く、そこでもイベントコンパニオンが活躍する場所となっています。

主な仕事内容はお客様にお菓子やドリンクを配る・会員募集をかける・ごみの回収といった、ホールスタッフの仕事に似ています。

 

季節に合わせた衣装を身に着けて仕事をすることが多く、拘束時間も1時間程度稼働して1時間休憩のルーチンを3セットほどとなっています。

時給で換算すると3,000円程度で休憩もこまめにとれるので、このお仕事も人気の度の高い案件の1つです。

新店・リニューアルイベント

飲食店やサービス店などの新店やリニューアルをした際に行うイベントでも、イベントコンパニオンは活躍します。

主に目玉商品のPRやチラシ・パンフレット・試供品の配布などが仕事内容となっています。

新しいお店で提供される商品やサービスは、お客さんは知らないので、それをお知らせするためにもイベントコンパニオンが盛り上げつつも紹介してくれます。

ナイトサンプリング

居酒屋などの飲食店に夜8時くらいから入店をして、個室で食事をしているお客様に、クライアントからPRしてほしい商品のサンプルなどを配布し、パフォーマンスなども行います。

特に繁華街で何店舗も稼働することが多く、ある程度まとまった人数も欲しいので、比較的採用されやすい案件ではあります。

そのため新人コンパニオンも応募しやすいでしょう。事務所や派遣会社の中では、あらかじめ研修を行っているところがあるので、台本の読み合わせ・パフォーマンスの練習などをそこで行います。

パーティーコンパニオン

ホテルやイベント会場などで開かれるパーティーにコンパニオンとして参加することもあります。

主な仕事内容は、会場でホールスタッフの補助となっています。例えば、空いたグラスやお皿を下げたりお客様にお酒を注いだり、料理のとりわけなどです。

 

規模の大きいパーティーで募集されることが多い案件なので、採用人数も多い傾向にあります。

コンパニオンの仕事を勉強したい新人コンパニオンにもおすすめです。

テレビ番組のアシスタント

イベントコンパニオンはバラエティ番組などで番組進行を補助する仕事をすることもあります。

アシスタントとほぼ同じ仕事内容なので、将来的にテレビ業界で働きたい人におすすめです。

モーターショーとは異なり、テレビ映えするメイクや髪型であることや、丁寧な言葉遣い・ふるまいなどが求められます。

商談会

企業同士の話し合いの場所でもイベントコンパニオンが活躍する場は多いです。

主に商談会に参加している方への受付・お茶出し・お菓子などをふるまい、場を盛り上げることが仕事内容となっています。

もちろんビジネスシーンなので、商談が滞りなく進むような対応や、社会人らしい細やかな気遣いなどが求められます。

クライアント企業からのPR案件

SNSなどでフォロワーの多いイベントコンパニオンは、企業から直接案件が来ることもあります。商品やサービスのPR依頼といったものが多いです。

普段からSNSでもコンパニオンとして活動している人の中には、何万人とフォロワーがいることも。

芸能人やモデルのようにインフルエンサーとして活躍するコンパニオンもいます。

まとめ

モーターショーでイベントコンパニオンが必要な理由や、求められるスキル・向いている人などを紹介しました。

イベントコンパニオンにとって花形でもあるモーターショーは、まず選ばれること自体が狭き門です。

一定以上の容姿・スタイルの良さは必須ですが、それ以外にも社会人としての立ち居振る舞いやマナーなどを身に着けることも必須です。

さらに、自動車関連の勉強も不可欠です。

継続した仕事を得たいという場合は、どんなことにも積極的にチャレンジすることをおすすめします。